三連休の一日目。とても暖かく、普段できていない家事をぱっぱとこなすにも、家族で出かけるにも、過ごしやすい気候だったが、何をするでもなく、だらだらと過ごしてしまった。いつもは９時前には干し終わる洗濯物も、今日は１０時過ぎ。部屋は一歳の息子が散らかしたおもちゃが散在したまま。旦那が子供たちを連れて近くのショッピングセンターに出かけてくれることになり、さあ、私は何をしよう。娘が完成を心待ちにしている編みぐるみを編もうか、とも思ったがそんな気分でもなく、息子の服の整理をすることにした。ご近所から頂いたお下がりがたくさんあって、季節やサイズ関係なく棚に押し込んだままの衣類を引っ張り出して分類していく。まだ少し早いけど、夏物も見てみた。去年、「来年も着るかな」と思い、念のためとっておいたロンパースは、足口が狭かったり丈が足りずホックが止められなさそうだったりで、到底今の息子には着られそうにない。これから着る服と他所へ回す服、整理には結構時間がかかるものだ。やっと片付いてリビングに戻るともう１１時半前だった。早ければ旦那と子どもたちが帰ってくる頃だ。とりあえず、リビングとその隣の和室に散らかったおもちゃを片付ける。すると、「あれ、ブロックの箱にお鍋が入っている」とか、「ああ、ちゃんと片付けなさいって言ってたのに、まだこんなところに適当に置いたままにして」とか、子どもたちの適当な片付けが目について、これまた結構時間がかかってしまった。だけど、こんな風にのんびり片付けるのは嫌な気はせず、リラックス効果があるように思える。午後も引き続きのんびりペースだった。図書館に本を返却しに行く予定だったが、代わりに娘に行ってもらい、息子が昼寝をすると、旦那に家にいてもらうことにして、私は午前中に三人が出かけていたショッピングセンターに一人で出かけた。もうすぐ娘のピアノの発表会だ。７人の友達に招待状を出してある。大人だったら行けるか行けないかきちんと返事をするものだが、子どもの約束というのはいい加減で、当日にならないとわからない、という子が何人かいる。来てもらえるならお礼を用意しておきたいのだけど、数が決まらないから物に困ってしまう。その品を、一人でゆっくり検討して歩きたかったのだ。結局何にするかは決まらなかったが、いくつか候補が見つかった。家を出たのも遅かったので、帰るともう１６時前だった。そんな、何をするでもない、ただただゆっくりした一日。だけど、こんな日が私にとってはすごく大切で、一週間分の家事と育児の疲れを癒してくれる。そうさせてくれる旦那にも子どもたちにも感謝の気持ちでいっぱいだ。明日は、掃除と食材の買い出しに精を出そうと思う。

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